活鰻の店 つぐみ庵の詳細はこちら
呑兵衛のみなさま、お待たせ致しました!二日酔い飯の時間です。
いやー、今回はちょっと、かなり、特別回!!!というのも、駒込にあるうなぎの名店「つぐみ庵」。めっちゃ予約が取れないお店として有名なのです。
予約方法は月初の9:30から電話で。という話を聞きまして、電話したら普通に繋がって。
なんとなんと!行けることになったのでした!!ラッキー!
平日昼夜一組みたいな話がwebに載っていたので、「2組*30日 = 60組くらいあるなら日程選ばなければ、行けそう!」なんていう認識でいたんですが……!!実際お店に行って、大将や女将さんと話していたら、その認識が大間違いだったことが発覚しましてw
なんでも、月にたった3週、金・土だけ。
しかも常連枠もあるから新規枠は1月に4〜5組くらいしか入れないんですよ〜。
えw めちゃ狭き門じゃないですか…。
「実は一発で取れたのです……」
っていったら、大将いわく「10年に2人目」だそうで!
こんな奇跡の出会いに感謝しつつ、の最上のうなぎ体験のレポでございます^^
場所は駒込駅からちょっと離れたところ。

そして、お店というよりお家にお邪魔しているような感覚。お家を改修してお店にしたとのこと。詳細も沢山お話頂いて、めちゃめちゃ盛り上がったのですが、それはまた今度に。
メニューはおまかせ16000円のみ。
いやー、楽しみだなぁ〜。

まずはアカボシを頂いて、喉を潤しながらスタート。

大将や女将さんからいろいろとお話を伺いながらのビールが美味しい!
この時間が楽しいのです。

ナスの煮物、じゃこ明太おろし、じゃこ、茸、カラスミにホタルイカの盛り合わせ、わさび漬け。どれもお酒に合うおつまみです。カラスミやホタルイカは焼酎と合わせたい!ちょびちょび頂きながらお酒を楽しみます^^

ヒレ焼き、肝焼き、アバラの部分の焼き。
これがまた美味しいのですよ。それぞれ一匹から少ししか取れない、いわば鰻の「ご褒美パーツ」が一皿にまとまっています。肝はほろ苦いコクが口の中でじゅわっと広がって、焼酎との相性バツグン!。ヒレは太骨まわりの弾力ある身です。あばらは脂がのった部分、噛んだ瞬間にジュワッと脂が溢れてきます。うまーーーい。

皮目はパリッと香ばしいのに、身は驚きのプリプリ感。うなぎってこんなにプリプリだったのか。
蒸しを入れずに奥三河産の鰻を直で焼き上げる関西式。大将いわく、
「焼かないと皮がうまくない」。
皮の表情を最大限に引き出すためにこの製法なんだそうです。しかも鰻は先立てじゃなくしっかりと「熟成させてる」から、「柔らかいようで、硬いようで、柔らかい」、いわゆる「トロトロなようでカリカリ」が同居する食感に仕上がります。
極めつけは、噛むほどに皮・身・脂が口の中で合わさっていく二噛み目、三噛み目の変化!。「その変化がうまいわけ」という大将の言葉がそのまま舌で再生される感じで、一口じゃ完結しないうなぎの多幸感があふれます。
蒸した柔らかいうなぎや、今までに経験した地焼きとは一味も二味もちがうのがすごい!

大将いわく「うちで一番の年代物」。なんとこのぬか床、150年物だそうで!
口に入れると、酸味・塩味・旨味が層になって押し寄せてきます。野菜自体の味がキリッと立ち上がっているのに、後味はまろやかで、やわらかな乳酸発酵の深みが舌の奥で広がっていく感じ。うーん、美味しい!

さっき頭のほうだっけ?尻尾だっけ?と言いながら、先程の蒲焼とは別の部位を用意して頂きました!
この塩と山椒の振り具合が完璧!
箸で持ち上げると、ほのかに立ち上る香ばしい香り。一口目、うなぎの旨味がダイレクトに押し寄せてきます。え、これ本当にタレなしでこんなに美味しいのか!と言葉を失いました。
添えられる塩は種類の違うものをブレンドしているそうで。ちょっと強めに振ってくれているから美味しい。ただ辛いんじゃなく、何種類かの塩が層になって効いていて、鰻の脂の甘さをぐっと引き上げてくれます。「ごまかしが効かないけど、うまいよこれ」という大将の自信が、塩ひと粒にまで宿ってる感じ。
お酒に合う鰻だよなぁ〜。これをおつまみに飲む焼酎、最高じゃない!

蓋を開けた瞬間、甘辛いタレの香りがふわっと立ち上り、
艶やかに光る身の並びに、思わず息が止まります。
おいしそおおおおおおおおおおお!!!
震える手で一口。
皮がカリッと歯に当たった次の瞬間、身がほろっと崩れ、脂のトロみが舌に広がる。
「柔らかいようで硬いようで、柔らかい」
あの触感。熟成させた鰻を丁寧に手で骨を抜きながら焼き上げる。だから身は上品に仕上がる一方で、皮がしっかりおいしい、噛むほど違う顔を見せてくれます。
そしてお米。使われているのは、山梨・白州の名水で育った宮城出身農家のお米。震災で山梨に移って米作りを続ける努力家のお米という話をお伺いしましたが、それを、3〜4日かけて炊き上げるそう。お客の到着時間から逆算して水のカルキを抜き、冷やしてから炊き上げる。ここまでお米に向き合う鰻屋、他にないですよね?

まだまだこだわりは続きます。タレは米の真ん中だけにしか乗せない。鰻・米・タレの三者を独立させ、口の中で三つが出会った瞬間にはじめて完成形になる設計です。お米もとにかく美味しくて、お鰻と米とタレがしっかり合わさって一番美味しくなるようにしてくれています。うな重としての完成度の高さが凄いことになっています。

食べてるとカラダがぽっかぽかになる。こんな幸せなうなぎ体験なかなか無いです!。
これはどうしたって食べたい。でも、他のうなぎと比べちゃうよなぁどうしても。
本当に、来れてよかった!
こんなに美味しい食事を終えたあとも、大将と女将さんがカウンター越しに色々話してくださって^^。ついつい話し込んで、気づいたら一時間以上経ってました。色々なこのお店や大将、女将さんのお話。色々聞けて全部とっても大切な思い出になりました!
相当予約は取れないと思うので、次いつ来れるのかわかりませんが、完全に”つぐみ庵”さんのファンになりました!うな重を食べに来たはずが、気づけば「ここ好きだなぁ」という気持ちを持ち帰っているというとても良い体験でした^^
今日もおいしいモノに出会えますように。
🍺 二日酔い回復指数
「全力で向き合える状態で来るべき店です。」

活鰻の店 つぐみ庵 (うなぎ / 駒込駅、田端駅、尾久駅)
夜総合点★★★★★ 5.0
