どうも、二日酔い飯です。みなさん、今までに印象的な、忘れられない味ってあるんじゃないでしょうか。例えばそれはいわゆるオフクロの味なのかもしれませんし、小さい頃に食べたごちそうなのかもしれません。私のとっての忘れられない味、少なくともその一つはここかなと言うものがあります。今年ももうおしまい、そんな最後を飾るのにふさわしいんじゃないでしょうか。いってみましょう。「すし通」です。
当時ランチ5000円でやっていて、初めて食べた時に衝撃を受けた寿司屋。今は12000円のコースしかやっていないようで、中々手が出なかったんですが、年末ということも有り、久しぶりに奮発です!前回は2018年。二年前ですか。
今回はランチの12000円コースを予約してランチにお邪魔しました。
昼の桜コース 12000円
久しぶりなのでとっても楽しみです!さぁ、食べていきましょう!
今日握ってくださるのは店主の高橋さん。
きっと覚えてないと思いますが、前回に続いてよろしくおねがいします!
まず最初に出てきたのが大間のマグロ。
いきなりクライマックスのようなネタです。
マグロ自体が脂のっていてうんまいのはもちろんのこと、丁寧に入れられた隠し包丁と絶妙な握り加減で口にいれるとふぁ〜っと蕩けていきます。これね、皆さん、凄いことだと思うんですよね。大体お寿司って味の薄い白身から味の濃い赤身へ、なんて言うじゃないですか。最初に最高の大間のマグロをまず持ってくるという。世間は関係ない、コレが一番美味しいんだ。という気概を感じますね、こういう姿勢、私は嫌いじゃないですね。
そしてコハダ。しっかりと酢で締められたコハダで、シンコとはまた違うしっかりした身質、なのにほろっととろけていくこの不思議。うんまいなぁ。
肉厚のボタンエビ。プリップリで形を保っているのもやっとな感じにみえますね。口に入れるとこちらもまたふわ~っととろけます。普通のエビとちがって柔らかく、それでいて濃いエビの味。酢飯との相性抜群だぁ。
イカです。ちょっとだけ上に塩が載っています。
マルイカといっていた気がするので、ケンサキイカのことですかね。
弾力がありつつも、噛んでいくとあまーいイカ。塩だからか、イカの甘さが引き立ちます。これもおいしい!
宍道湖の白魚。
あ、湖でも白魚ってとれるのね。あそこは汽水だからか、にしても、しっかりした白魚。もうちょっと小さいのをイメージしてましたが、結構立派です。食べてみると、やっぱりしっかりした身。しっかり魚感があって、それでいて甘みもある新感覚のお寿司!軍艦にしなくてもしっかり握れるってのがすごいですね。
のどぐろ。
これが握られる前に、パチパチと炙っていたのをみてて、香ばしい香りが立ってて美味しそうだったんですよね〜。手渡しで渡されるってことは、追いたら崩れちゃいそうってことなんですが、こののどぐろがブリンブリン。もうこうしてる間にも崩れちゃいそうな感じに。一気に口に放り込むとジュワーっとのどぐろの甘くておいしい脂が!こんなに分厚いのにさっとなくなっていく感覚が楽しい。
そして、次が筋子。この粒の大きさ。かなり粒が大きい筋子です。
こんなにでかいの普段みないです。そしてよくあるいくらって醤油漬けになっているので、もうすでにしょっぱいんですが、こちらの筋子はそのまんま。醤油少し塗ってありますが、いくらの本来の味が口いっぱいに広がります。そうか、いくらってこんな味だったか。と気付かされる一品。
イワシ。
イワシ下処理どうやってるんだろう。皮から身を剥がすときの包丁さばきが見事だなぁと思って見ていましたが、イワシ自体も一茶臭みがなく、イワシの美味しいところだけを抽出した感じです。
お次はカニ。上に乗っているのは、外子と内子の塩辛。
これ、お寿司になっていて、中にシャリがしっかり入っています。ある程度混ぜて食べるとのことで、えいっと混ぜていただきます。カニの味と内子の塩辛がとっても美味しい。コレ持って帰ってご飯のお供にしたいくらい。
そして、カワハギ。こんなにぷりっとしたカワハギ食べたことない!
たまーに自分も釣りに行ったりでカワハギ採ってくることもありますが、段違いの美味しさですね。上に乗っている肝は炭で、ぱっと焦げ目を付けて香ばしさをプラス。肝醤油でたべるカワハギのお刺身も美味しいですがこの寿司はそれを超えてくるなぁ〜。
ホタテ。
ホタテ炙っていたのでどうするんだろう?と思っていたら、炙った熱々のホタテを指でほぐして、お寿司に仕立て、醤油をさっとひと塗り。これがまた美味しい。前回、こちらのお店で剥きたてのホタテを食べて感激したんですが、炙ったホタテもまた美味しい!ホタテってそんなに好きではなかったけど、こんなに甘くて美味しいホタテを食べさせてもらったら好きになってしまいそう!
うに。
これね、もう分かってたんですよ。大将がうにの箱を取り出した時に。
うに好きなので、もうその段階で心が踊っていたんですが、こちらのうに。臭みなんて1mmもない、甘さと旨味しかない。うー!これは一箱全部食べたい!
穴子。
じっくり炊かれた穴子は柔らかくて美味しい。
握る直前にさっと炙るので香ばしさがさらにプラスされてたまらない。
お寿司の最後はトロたく巻。
このトロタクのトロがまた美味しいんですよね。味の濃いトロにたくあんの甘みと塩気が抜群に合う。うまいなぁ〜。
で、味噌汁。
エビの頭でとった出汁の味噌汁で、エビの風味がすごい。まさにエビ汁。
カステラのような味のたまごで終了!
いやー。美味しかった!寿司ってほんとに凄いですよね。小さな手仕事を積み重ねたらこんなに美味しくなってしまうんだから。ちなみに、お寿司では食べログで初めて5を付けたお店でもあって、今年、大変なことが多かった一年ではありましたが、この「すし通」のお寿司を食べて、一年締めくくりたいと思います。
さて、今年もこれで終わり!
色々なお店に行けて美味しいものも一杯食べられたので満足です。
まだまだ、二日酔いでも食べられる美味しいものへの探求は続きます。
皆様、今年も一年間どうもありがとうございました。
また、来年もよろしくお願い致しますmm