赤坂四川飯店
赤坂見附駅の近く、東京ガーデンテラス紀尾井町のちょうど裏手くらいでしょうか。あまりレストランらしくない普通のビルに、大きな赤い看板。
「赤坂四川飯店」
言わずとしれた日本における四川料理の父とよばれる陳建民、鉄人陳建一、息子健太郎らのお店ですね。四川料理好きとしては一度は来たかったお店。
エレベータまでは普通のビルなんですが、エレベータを降りると突然キレイな中華料理店が現れます。このギャップも楽しいです。
この日はハロウィンも近く、各机にかわいいカボチャのおばけが飾ってありました。こういうちっちゃなところに気が利く感じ、結構好きかも。
メニュー
コースにしようか、アラカルトにしようか迷っていたところこんなメニューを発見。「ホリデーコース」
安い!夜のディナーコースで5400円はお値打ち価格。即決!
三種前菜盛り合わせ
最初は三種前菜盛り合わせ。全然辛さはなく、最初は普通の前菜でした。
冷たいビールによくあいます。
フカヒレの姿煮込み
調子に乗って一つだけフカヒレの煮込みを姿煮込みに変更!
フカヒレのスープってなんでこんなに美味しいんでしょうか。このスープは数あるスープの中でも5本の指には入りそうなとっても濃厚でコクがある美味しいスープ。姿煮にすると、まるっとフカヒレが入っているので、あの独特の触感をダイレクトに感じることが出来ます。
普通のフカヒレスープはこちら。松茸入りフカヒレの醤油煮込み。ベースのスープは同じです。フカヒレ自体が好き。というわけでなければこちらで十分ではあります。
エビのパームオイル炒め
てっきり出てきたときにはエビマヨかと思っていたんですが、よくよくメニューを見るとエビのパームオイル炒めでした。パームオイルってあんまり普段耳にしない気がしましたが、植物油ですかね。銀杏も入っていて、とっても美味しいです。
この辺りで甕出しの紹興酒を投入。ちょっと肌寒いということもあり、温めてもらいました。冬の温かい紹興酒、美味しいです。
牛肉とさつまいもの赤唐辛子炒め
唐辛子がゴロッと入っていますが、そんなに辛くないです。花椒の香りが立った四川料理っぽい一品。柔らかい牛肉がとっても美味しかったです。
焼きにらまんじゅう
ニラまんじゅう。これが、にんにくとニラの香りが立っていてうまい。結構中身の餡がギッシリ重量感のあるまんじゅうで、これを食べ終わった辺りで結構お腹いっぱいになってきます。
陳麻婆豆腐
そして、本命。陳麻婆豆腐。麻婆豆腐を日本に伝えてきた元祖のお店。日本人の味覚に合うように色々調整されているからか、思ったよりも辛味は強くなく(後に引かない)、スルスル美味しく食べられる優しい麻婆豆腐。花椒のピリッとした感じと辣の部分が楽しい美味しい麻婆です。
ご飯に乗っけて麻婆丼にすると、最強。もうお腹いっぱいなのにバンバンたべられる。これが食べたかったんです。大満足のコースでした。
マロンプリンココナッツミルクがけ
最後は甘いデザートで締め。麻婆豆腐のピリ辛がすーっと引いていきます。このあとお茶で少し落ち着いてコース終了。
ごちそうさまでした
まさか、5000円台で、ディナーコースが食べられるとは思っていませんでした。とっても満足できる内容だと思います。おすすめのコースです。
これくらいの値段帯だったら、なにか記念やちょっとしたお祝いにも使えそうですね。今度はランチにでもアラカルトで本格四川料理。味わってみたいものです。